Dyckia Marnier-lapostollei var. estevesii
ディッキア マルニエ・ラポストレイ var. エステベシー
花宇さんより購入。
ビルベイカークローンではなさそうですが、トリコームが凄すぎです。
写真はEF100mmマクロの限界まで寄った一枚。
そーっと管理しないとせっかくのトリコームが剥げそうです。
疑問なんですが、「var.」ってどういう意味なのでしょう?
バージョン?
そして、似ても似つかない「Dyckia estevesii」と何の関係があるのでしょうか?
謎は深まるばかりです・・・。
※画像クリックで拡大できます。
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こんにちは!
var.は変種のことです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/変種
Marnier-lapostollei var. estevesiiは、基本種にくらべ、鋸歯が長いなどの違いがあるますが、自分が育てているのはビル・ベイカークローンでは、トリコームが剥げやすいほか、花に香りがある、花序が分かれるなどの特長も見られました。
estevesiiは、Eddie Esteves氏の名前が由来で、Marnier-lapostollei var. estevesiiは、故 W. Rauh氏がEsteves氏の功績をたたえ記載したものです。
他にもDyckia estevesii、Orthophytum sucrei var.estevesii、 Bromelia estevesiサボテンでもAustrocephalocereus estevesii など名前がつけられたものがあります。
↓右側がエステベスおじさんです。
http://www.cactos.com.br/us/index.php?option=content&task=view&id=183&Itemid=53
↓エステベス氏の書いた記事で、画像は小さいですがvar. estevesiiの貴重な自生地の写真も見られます。
http://www.lapshin.org/cultivar/kniga/parad-e.htm
shiobaraさんこんばんわ!
いつも貴重な情報ありがとうございます。
var.は変種の事なんですね、てっきりバージョンかと・・・(笑)
shiobaraさんもビルベイカークローンをお持ちとの事でとても羨ましいです。
教えていただいたエステベスおじさん、これまた貴重な写真ですね。
ディッキアだけではなく、いろんな品種に「estevesii」の名が付いているとはびっくりです。
自生している写真も貴重ですね!
最後に質問ですが、「Marnier-lapostollei」と言う名前は、フランスのリキュール【Grand Marnier】の会社が関係していると聞いたのですが、本当でしょうか?
マルニエル・ラポストレィ(マルニエール・ラポストーレィ)はフランスのブロメリア・コレクターのJulien Marnier-Lapostolle氏にちなんで命名されています。(記載はL. Smith氏)起業家で超金持ち。プラントハンターのパトロンでもあったので、ブロメリアではほかにもティランジアやヘクティアにも彼の名前がつけられています。氏のコレクションを含めたレ・セドゥル植物園 “Les Cedres”を1926年にフランスに開設。いろいろな事業に関わっていたようなので酒造にも関わっていたのではないでしょうか。
BSIジャーナルでW. Rauh氏がラポストレィ氏を紹介しています。(W. Rauh氏はドイツ人ですが自分の発見したティランジアに彼の名を命名しているほど親交が深かかったようです)
写真には豪邸や植物園、ラポストレィ氏が奥さんらと写っている写真も掲載されています。(過去の掲載誌がBSI会員でなくても見れるなんて太っ腹!)
アドレスを送ります。
http://journal.bsi/org/V26/4
アドレスの後ろをV26/4/に修正してください。
なぜかこのアドレスだけまともに送信できなかったので。
※すみません。ラポストレィ氏でなく、ラポストール氏の間違いです。
shiobaraさん、教えてくださってありがとうございます!
Julien Marnier-Lapostolle氏の名前だったのですね〜。
プラントハンターのパトロンもしていたと言う事で、ほんとスゴイです。
「Les Cedres+dyckia」で画像検索してみましたが、凄い写真が出てきました。
お教えいただいたURL、正しくは、
http://journal.bsi.org/V26/4/
ですね。
かなり内容がスゴイ!これはじっくり翻訳しながら読まなければですね!
Tillandsiaも確かにMarnier-Lapostolleがあるのは知っていたのですが、
今回のshiobaraさんの投稿で点が線でつながった気がします。
Tillandsia=Marnier-lapostolleiの国内の流通は皆無に近く、半ば諦めています。
しかし歴史は面白いですね!
先日の私の投稿のフランスのリキュール会社も何か繋がっていそうで調べがいがありそうです。
【グラン マルニエ WIKI】
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%83%8B%E3%82%A8
追伸:レ・セドゥル植物園行ってみたいです!まだ現存しているのでしょうか?
Alexandre Marnier-LapostollはJulien Marnier-Lapostollの父ですので、繋がりましたね!
現存してますよ〜
https://www.youtube.com/watch?v=gPbk-FAW8dw&feature=player_embedded
14,000種の植物を保有する、ヨーロッパでも屈指の植物園と聞いていたのですが、ネットではあまり紹介されていないようです。1976年以降、Marnier-Lapostolle社が所有しているようです。ここでラポストレィが見れたら、うれしいですね。
google MAP
https://maps.google.fr/maps/ms?msid=209458390299394152387.0004d3e318a2f929a3cdc&msa=0&ll=43.696362,7.30814&spn=0.047659,0.077162&iwloc=0004d3e342605afaa1955
shiobaraさん
なんと現存しているのですね!是非行ってみたいです。
確かにネットではあまり引っかかりませんね・・・。
Mapも大変参考になります。ありがとうございます!
そして、Alexandre Marnier-Lapostollはお父さんだったのですね〜。
これで繋がりましたね、なんかスッキリ(笑)
今度お酒買ってみようと思います。
グランマニエルを飲みながらMarnier-lapostolleiを眺める。
いいですね〜☆
レ・セドゥル植物園へ行ったら、是非ラポストレィを見つけてください。
歴史をまとめてみました。
グラン・マルニエのカクテルが飲みたくなりました。
◎グラン・マルニエ(GRAND-MARNIER)
(仏:Grand Marnier)
1827年… ジャン・バティスト・ラポストールが蒸留所設立。
パリ西方の静かな村、ノーフル・ル・シャトーのジャン・バティスト・ラポストール(Jean-Batiste Lapostolle)によって創業。
1870年代… Jean-Batiste Lapostolleの息子、ユージェーヌ(Eugene)がコニャック地方を訪れ、コニャック地方の蒸留所を買収し、パリで販売。
その後ユージェーヌの娘がルイ・アレクサンドル・マルニエ(Luis-Alexandre Marnier)と結婚。
1880年… Luis-Alexandre Marnierは義理の息子となり(女婿となったのでLapostolle+MarnierでMarnier-Lapostolleとなった?)、事業を受け継ぎ、5年以上熟成させたフランスの伝統的なコニャックに自社畑で厳選したカリブ海諸島産のビターオレンジのアロマをブレンドしたリキュール(コニャックをベースにオレンジの香りを溶かし込んだオレンジ・リキュール(オレンジ・キュラソー))を新開発。「グラン・マルニエ」と命名し発売。
※「PETIT (小さい)」と名付ける当時の流行に逆らい、 「GRAND (大きい) Marnier」 と名付けて売り出したところ、瞬く間に社交界の人々を魅了。当時のPrince of Wales (後の英国王 Edward Ⅶ) のお気に入りとなったほか、1912年に氷山に接触し沈没した超豪華客船タイタニック号でもボトルが発見されています。現在では多くのパリっ子をはじめ、輸出高No.1のフランス産プレミアムオレンジリキュールとして世界中の人々を魅了し続けています。パティシエの間では定番のリキュールとしてクレープシュゼットや多くのチョコレート菓子に愛用されていますが、バーテンダーにも人気が高く、カクテルにとって不可欠な存在であるばかりではなく、ストレートやロック、ロングドリンクでも愉しめます。
1902年… Julien Marnier-Lapostolle誕生
1926年… 植物園“Les Cedres”開設
1930年… Luis-Alexandre Marnier-Lapostolle死去(73才)
1976年… Julien Marnier-Lapostolle死去(74才)
1976年… 植物園“Les Cedres”をMarnier-Lapostolle社が所有
◎マルニエ・ラポストル社(Marnier-Lapostolle)
(仏:Société Marnier-Lapostolle)
※グラン・マルニエ社としても紹介されている場合もありますが、正式名はマルニエ・ラポストル社
所在地… フランス・パリ市
創業… 1827年
現社長… Mr.Jacques Marnier-Lapostolle(ジャック マルニエ・ラポストール氏)
事業内容… リキュール・スピリッツ・コニャック・ワインの製造・販売
従業員数… 約420人
主な販売エリア… 世界約150カ国(フランス・アメリカ・イギリス・カナダ・イタリアなど)
shiobaraさんこんばんわ。
まとめて下さいましてありがとうございます!
大変わかりやすいですね。これは永久保存版です。
Julien Marnier-Lapostolle氏は私が生まれる2年前にお亡くなりになったのですね。そんなに昔の話だったとは思いませんでした。
当時のDyckia Marnier-lapostollei個体は今も成長し続けているのでしょうかね?
今も生き続けているならすごい事ですね。
いつも詳しい情報ありがとうございます!
ん〜。
ますます「グラン・マルニエ」飲みたくなりました。
近所の酒屋で売ってるかな・・・・
レ・セドゥル植物園は死ぬまでに必ず行きたい場所です。
最後にラポストレィについても書いておきますね。
Dyckia marnier-lapostollei L.B. Smith.
・記載年及び記載者= 1966年 L.B. Smith
・採取地= ブラジル国 ミナスジェライス州 ディアマンテナ高原
・入手(採取)年及び標本株所有者= 1965年 Julien Marnier-Lapostolle
↓アメリカのスミソニアン博物館の標本データです。
http://plants.jstor.org/specimen/us00089067?history=true
shiobaraさんこんばんわ!
ラポストレィの詳細も教えていただき、ありがとうございます!
またしても新しいワードが・・・。
Diamantina高原を検索したら凄い光景が沢山ヒットしました。
こんな所に自生していたのですね〜。
ここも死ぬまでには是非一度行ってみたいです。
「ブラジリア」という都市を知っていますか?
上空からみると、飛行機が羽根を広げた形をしていて、人造湖まで作り、世界遺産にも登録された有名な計画都市です。
ただ、ディッキアの自生地のど真ん中に建設されていたのまでは知りませんでした。
D.マルニエル・ラポストレィのミナスジェライス州、D.ゴエリンギーのゴイアス州、D.ビーテアエのマットグロッソ州などの自生地の中央部ブラジル高原、その未開の広大な土地に1960年にブラジルの首都、ブラジリアという人口200万人の大都市が建設されました。
建設当時(建設期間約3年半)は開発で想像を絶する数のディッキアなどの地生ブロメリア、貴重な植物が消えたことでしょう。
ブラジリアはブラジルの中でも比較的治安が良いといわれ、街もきれいで人気があります。ここで暮らせば、ディッキアの自生地を思う存分見て回れますよ〜。
shiobaraさんこんばんわ。
まさかブラジルの首都が、ディッキアの自生地のど真ん中だとは知りませんでした。
貴重なディッキアやその他の植物たち、知らない品種の系統が途絶えてしまったのかもしれませんね・・・。
悲しい事です。
ブラジルやメキシコはあまり治安が良くないと聞きましたが、ブラジリアは良さげですね。最近ヨメと「定年後は海外に・・・」なんて話もよくするので、もしかすると実現可能かもしれないです。
とは言うものの、ブラジルは日本の真裏ですから、勇気がいりますよね〜。