ディッキアの徒長について

Dyckia 'Mama Bear' x 'jaws'

ディッキア ママベアー x ジョーズ

12月になりましたね〜。(もう半ばですが)

野外で管理していたディッキア達は全て室内に取り込んでいるのですが、室内管理は徒長させない様に気を配らないといけません。
毎年恒例の悩みです・・・。

徒長とは、葉が間延びし、色が薄くなっている状態のことで、皆さんも苦い経験があると思います。
だらしなくビョーンと間延びした姿を見ると悲しくなってきますよね・・・。
そもそも、この忌まわしき徒長ってやつは、どういう条件下で発生するのでしょう?

最大の原因は、日当たりです。

置く場所にもよりますが、ディッキアを暗めの室内に取り込むと、いい感じの強い光を求めて上へ伸びる事を最優先に成長します。
そうすると、刺のピッチが間延びしたヒョロヒョロディッキアになってしまうのです。
それで済めばいいのですが、徒長が長期化すると、全体的に葉が薄い色になり、柔らかくなってしまいます。
人間でいうと、赤ちゃんの柔らかい皮膚に戻ってしまう状態とでも言いますか。
柔らかくなった葉は抵抗力がなくなり、ちょっとした事で病気になってしまう恐れもあるのです。
怖いですね〜。

俗に言う成長点付近が腐ってしまう症状の「スッポ抜け」という症状も、徒長が進んで抵抗力が下がった時に発生しやすいのです。
気になる方は、成長点付近の新葉を指で優しく横にゆらゆら動かしてみてください、くれぐれも優しくですよ。
元気なディッキアは硬く、葉の根元はビクともしないはずです。
逆に徒長が進行している葉を揺らすと、根元がフニャフニャな感じがします。
経験上、このフニャフニャがもっと進行するとスッポ抜けるような気がするのです。

あのヌルッと中心部が取れてくる感触は二度と味わいたくないものです。

では、徒長させないためにはどうすればいいのか?
まず1つ目の方法は、植物育成灯などの補助光で足りない光を補うこと。
「冬の間もディッキアを元気に育てたい!」そんな時は人工の日光を作ります。
ディッキアは日光が大好きなので、強烈な光量のライトが適しています。
LEDライトは指向角が狭くて大量の個体を照らすには複数用意する必要がりますが、電気代が安いので助かります。
我が家では今年からUV-A410nm(紫外線)、IR730nm(赤外線)を発するライトも追加して様子を見ているのですが、今の所、可もなく不可もなくといった所。
やはり自然の力には敵いませんね・・・。

徒長させないもう一つの手は、水を完全に切ること。
成長は止まってしまいますが、有効な手段です。
ただ、小苗で水を切ると、カピカピになって枯れてしまう事がありましたので、体力のある中苗〜大苗でやるのがいいと思います。
注意点として、暖かい所で水切り管理を行うと、ディッキアが成長しようとするので葉の水分が無くなり、ヤバイ状態になりますので、水を切って越冬させる場合は、寒い所に置く様にしてください。
毎年実験していますが、だいたい3度〜10度前の場所だと大丈夫でした。
くれぐれも凍結する様な場所には置かないでくださいね。

もしも徒長させてしまったら、強い日光下に置きたくなりますが、いきなり置くのは控えた方が良いです。
弱っている体がもっと弱ってしまいますので、慣れさせるために徐々に明るいところへ移動するようにしてください。
暖かくなってきた春に、ディッキア達をを屋外へ出す時も同様です。
外へ出した直後の葉は弱っており、突然の環境変化に対応できないのです。比較的健康な葉も葉焼けしてしまう程なので、かなりの負担がかかってしまうのです。

最後に、上記は私が住んでいる東北の厳しい冬の越冬方法です。
管理されている環境も千差万別だと思いますので、鵜呑みにせず、参考程度にお考えください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。