以前、植物ラベルを作ったのですが、一年も経たないうちに紫外線で劣化し、
プリントの部分が読めなくなっていました。鉢も増え、小さな苗等は名前が覚えられなくなりそうです。
先日、実家の小屋を漁っていた所、生産中止になったプリントゴッコが出てきました。
ロゴだけでも何とかならないかと思い、箱を開けてみると、インクもある!スクリーンもある!電球もある!という事で、本日は、プリントゴッコを利用した、植物ラベル制作を行います。
lithium*史上最多画像数でお届けしますので、3G回線の方は読み込みが激遅になると思います。ご了承ください。
まずは、説明書を徹底的に熟読します・・・(笑)
次に、原稿作りになるのですが、その前に、プリントゴッコの原理を説明しなければなりません。
プリントゴッコの原理は、「マスター」と呼ばれる細かい編み目のスクリーンに、光で原稿の炭素(カーボン)を熱に変えて、マスターに穴をあけて(溶かして)製版します。
そのため、原稿は炭素の入った黒で制作する必要があります。家庭用のプリンターですと黒インクに炭素は含まれていないため、光を熱にかえる事が出来ないそうです。
調べると白黒コピー機のトナーは炭素が含まれている様ですので、家庭用のプリンターで出力した物をコンビニに行って白黒コピーしてきます。
はい!コピーしてきました。ここまででもう嫌になってきました・・・。
どんどん行きます。
切り終えたら、原稿台に乗せます。
マスターもセットします。
炭素を熱に変換するには相当強力な光が必要です。
ご覧下さい。もうなかなか売っていないプリントゴッコランプです。
中にスチールウールのような物が入っていますね。コイツが強烈な光を放つのです。
一度使用して終わりの使い切りタイプですので、絶対に失敗は出来ません。
いよいよ本番の製版作業です。
ランプを本体上に装着して、強く下に押すとピカーっと光り、製版が完了です。
ん?
光りません・・・。
なんと言うことでしょう。電池が10年以上も前の物でした(笑)
最新のエボルタに交換しました。
昭和の技術と最新の技術の融合の瞬間です。
本来の使い方である年賀状作成の際は、ここから本体で、ちまちまプリント作業をするのですが、今回はもう用済みです。
ありがとう、プリントゴッコ。
さて、ここからが難しい所。「印刷」に入ります。
まずは隣の領域にインクが行かないようにスポンジのシールでパーテーションを切ります。
次にlithium*のロゴの色を作っていきます。
ペーパーパレットにまずは濃い色から乗せます。
透明な液体も一緒に出て来たのですが、大丈夫なのでしょうか??経年劣化でインクが分離している物と思われます。
そんな事はおかまい無しに、イエローを少しづつ足して黄緑色にしていきます。
だんだんいい感じになってきました。もう少しで完成です。
念の為に、スマホを使って色合わせ。こうなったらもう大体で良いです。
もうちょっとくすんだ緑にしたかったのですが、素人考えでブラックを入れるととんでもない事になりそうでしたので、やめておきます。
ああ、もう少しで嫁が帰宅してしまうので急がなければなりません。
冷や汗をかきながらインクをマスターに乗せます。
おっちゃんの顔がとてもイラっとしますが、どうにかこうにか、ここまでたどり着けました。
そしていよいよ完成です。
キターー!!!
素晴らしくいい感じです。ムラの感じや、ズレている感じもいい味が出てステキです。
ドクロのセロテープは位置決めに使用しました。
結局作業中に嫁が帰って来てしまい、一緒に手伝ってもらう事になりましたが、意外に嫁も楽しんでいる様子でした。
この調子で、温室購入出来ればなと目論んでおります。
ちょっと作りすぎたかな(笑)
同じ頃に自宅でプリントゴッコの大きい仕組みを自作して
シルクスクリーンを作成していたのでビックリしたわ。
兄弟で何やってんだか(笑)
成功したらシルクスクリーンの作り方伝授します。
なんですと!!
血がつながっていると変な所がリンクしてくるね(笑)
シルクスクリーンって自分で版を作れるの??ということはTシャツ作れるじゃないですか!凄い!!
是非成功して作り方教えて下さい!